ヘアメイクアーティストや美容師は、2000年頃から人気職種になりました。
それ以前は人を美しくさせる裏方的な職種でしたが、美を作り出す存在として注目されるようになり、「カリスマ美容師」という言葉まで生まれたほどです。文部科学省が毎年実施している「子供たちの将来なりたい職業ランキング」には常にトップ3に入るまでになり、今後も人気は継続されていくことでしょう。全国各地に数多くの美容専門学校がありますが、大都市・大阪には2019年4月現在で計54校もあります。
このうち30校に夜間コース部もあり、昼間仕事をされている方でも通いやすい環境が整備されているのが特徴です。ほとんどの学校が2年生となっており、高校卒業後に入学して基礎美容学やカット術・メイク方法等を学んで国家資格取得を目指していきます。どの学校も概ねカリキュラム内容に大差はありませんが、大阪の場合はさらにハイレベルな教育を受けられるのが特徴です。
ハイレベルな教育とは2年次の後期に実施されている「インターンシップ」で、生徒は実際に美容室やメイク会社のスタッフとして店舗に立つことになります。教育の一環なのでお給料が出る事はありませんが、現役スタッフの指導を受けながら接客や仕事の順序を体感できるため、非常に有意義な勉強ができるといえます。大阪の学校ならではのカリキュラムとなっており、この「インターンシップ」を魅力に感じる方々が毎年地方から大勢入学されています。